有明先生と瑞穂さん
「わっほーーーい!!」


駆け込むように勢いよく旅館に入った加津佐。



「ったく・・・旅館の人に迷惑かけるなよ」

と有明がぼやいた数秒後、

なんと加津佐が驚いた顔をしてUターンしてきたではないか。


「・・・・・?」


「どうした加津佐、忘れものか?」


後を追うようにして
「ちょっとタケル、どうしたのー?」
と言いながら国見も戻ってくる。





「や、ヤバイヤバイヤバイ!
有明も瑞穂ちゃんもやばいよ!



前会った、盛りギャルがいる!」





「・・・・・・・・え・・・」






「「ええええーーーーーー?!?!」」




二人同時に大声を出して叫ぶ。





「あ、有馬さん・・・・・・?」

「嘘だ・・・・・・なんでこんな遠くまで」




この旅行、平和に終わってくれる気がしないと思う有明と瑞穂だった。
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