有明先生と瑞穂さん
「ひぇぇぇぇ!」

「よーし、いっちょアガリ!」


国見に脱がされた瑞穂は恥ずかしさのあまりその場にしゃがみこんだ。



「リサぁ~、次はコッチコッチ」

「任せとけ!」


「うわっ!やめ・・・」


後ろから加津佐、前から国見によって今度こそ手も足も出なくなった有明は上着、さらに中に着ていたTシャツまで脱がされた。







(・・・・・・先生、なんかエロい)




瑞穂もまた何かに目覚めそうになっていた。





瑞穂は脱いでしまえば楽だった。

嘘でも3人がかわいいと褒めてくれたお陰かもしれない。

それに折角海に来たのだし、やっぱり遊びたい。


(プールだって中学までしかなかったし、泳ぐなんて久しぶりだな)


だんだんワクワクしてきた瑞穂の隣で有明は腕をかかえてまだソワソワしていた。


「どうしてそんなに気にするんですか?」


不思議に思って聞く瑞穂だったが、まさか瑞穂の好みと対極な体だからなんて言えない。



「ね!ね!
でっかい浮き輪あったでしょ?イルカの!
あれにつかまって遠く行こうよー!」

「イルカじゃなくてシャチね」

「えぇっ?!
まだ私も先生も水にすら触ってないですよぉ」
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