有明先生と瑞穂さん
しばらく「でもでも」と食い下がったのだが半ば強引に有明の手によって部屋を出され、瑞穂はようやく荷物の中から開放された。



「ぶはっ・・・!」


「お疲れ様。大丈夫?」

「はい・・・だいじょう・・・・・・

・・・・・・・・・うっ?!」


立ち上がろうとした瑞穂はガクリと膝をついた。


「瑞穂さん?!」

「い、痛い・・・・・・」

「ええ?!どこ?!大丈夫?」


「こっ、腰が痛い!!」


涙声でそういうと、ばたりとその場にうつぶせに倒れこんだ。







「おーう!いい加減仕事終わったかー?!」

「ただいまーっ!アイス買ってきたよー」


上機嫌の加津佐と国見が帰ってきた。

勢いよく開けた扉の先に見えたのは

布団にうつぶせに寝転ぶ瑞穂と、その隣で瑞穂の腰を撫で続ける有明。


「・・・・・・・えっ」

「何やってんの?」


「あー、おかえり・・・」

「アイスだぁ~~食べたい・・・」


二人共グッタリしている。
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