有明先生と瑞穂さん
有明先生と瑞穂さんと有馬さん
女の派閥は恐ろしい・・・。



きっと自分が女だとしてもそう考える女は少なくない。


わかっていながらその派閥の中でどの立ち位置で生きていくかも人それぞれである。



瑞穂が目立つことを嫌う理由のひとつにこれがあった。

変に目立ってこのめんどくさい派閥に巻き込まれたり、目をつけられるのはごめんだ。


下手すればイジメにも繋がる女のドロドロは男には到底わかりっこないものなのである。



今のところ瑞穂には特に親友と呼べるレベルまで仲のよい友達はいない。
でもそれでいいのだ。


固定の人物と仲良くすればそこでひとつのグループが完成。

そこから変な派閥が発生しかねない。

今のところ親友がいなくて困ったことも寂しいと思ったこともない。

近くにいて偶然喋る子とほどよく仲良くしている、と言った状況だった。





・・・今までは、の話だが。
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