有明先生と瑞穂さん
「でも瑞穂さん、さすがにそれ言われたら俺死ぬ・・・」

「ご、ごめんなさい」



よくよく考えればそうだ。

私は混乱に任せてとんでもないことを口走るところだった。



相変わらず後ろで二人はニヤニヤしていて、その意味はわからないけど

隣で恥ずかしそうな顔を向けた先生がなんだかかわいくて目が離せなかった。







「ありがとうございました」

「お疲れー!
また遊ぼうねー、晴ちゃん」

「瑞穂さんお疲れ様」


マンションに着いて車から降りるとみんな背伸びをして体を鳴らす。


「荷物持つよ。アタシ家まで送るから」

「わ、ありがとうございます。
それじゃあ有明先生も加津佐さんもさようなら!」


二人は姿が見えなくなるまでその場で見送ってくれた。
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