有明先生と瑞穂さん
その後、人に着せるより倍以上の速さで自分も浴衣を着てメイクを整える。
それぞれの姿を携帯で撮って記念に残した。
「晴子、今日の髪自分でやったの?」
上に上げた瑞穂の髪を見ていう。
「うん。一時間かかっちゃったんだけど・・・変かな?」
「かわいいよぉ~!」
「うん!かわいいかわいい!」
「そ、そう?ぐへへへ・・・」
「その笑い方はやめな!」
玄関について靴を履こうとすると有馬が「ちょっと待った」と静止した。
「晴子その靴で行くの?」
「あ、コレ?
私下駄とか持たないから・・・
これなら目立たないしいいかなって」
すると有馬は少し考えた後に「ちょっと待ってて」と言って玄関の棚を探し出した。
「あった。
ちょっと古いけどソレよりいいと思うから、これ履きなよ」
ポコンと音を立てて置かれたのは少しだけ紐の部分が古ぼけた下駄。
それぞれの姿を携帯で撮って記念に残した。
「晴子、今日の髪自分でやったの?」
上に上げた瑞穂の髪を見ていう。
「うん。一時間かかっちゃったんだけど・・・変かな?」
「かわいいよぉ~!」
「うん!かわいいかわいい!」
「そ、そう?ぐへへへ・・・」
「その笑い方はやめな!」
玄関について靴を履こうとすると有馬が「ちょっと待った」と静止した。
「晴子その靴で行くの?」
「あ、コレ?
私下駄とか持たないから・・・
これなら目立たないしいいかなって」
すると有馬は少し考えた後に「ちょっと待ってて」と言って玄関の棚を探し出した。
「あった。
ちょっと古いけどソレよりいいと思うから、これ履きなよ」
ポコンと音を立てて置かれたのは少しだけ紐の部分が古ぼけた下駄。