有明先生と瑞穂さん
「わ!悪いよ!」
「いいって。むしろこんなボロで悪いけど、ソレよりいいでしょ」
好意に甘えて足を通すと、慣れない履き心地で痛む指の感覚がなんだか嬉しい。
そのまま駅に戻り布津と待ち合わせ、祭りへ4人で向かう。
外は薄暗くなり人も増えてきた。
浴衣姿の人も見かけ、きっと皆同じところへ向かっているのだろう。
「布津は浴衣着てこなかったの?」
「俺持ってねーし、面倒だしな。
それより皆今日は華やかだなー!いいねいいねー!」
「そーよ。アンタ今日はハーレムよー?
きっと周りの人達みんな羨ましがってるのよ」
「いやそれは褒めすぎだろ」
「なんだと?!」
「ぐえ!」
有馬が布津を締め上げる。
よく慣れない浴衣で派手に動けるものだ。
「俺ノド乾いたからコンビニ寄っていいー?」
「出店で何か買えば?」
「だって高いんだもん。
出店じゃ食い物買うつもりだから」
きっと布津のことだからビックリするような量を買うのだろう。
「いいって。むしろこんなボロで悪いけど、ソレよりいいでしょ」
好意に甘えて足を通すと、慣れない履き心地で痛む指の感覚がなんだか嬉しい。
そのまま駅に戻り布津と待ち合わせ、祭りへ4人で向かう。
外は薄暗くなり人も増えてきた。
浴衣姿の人も見かけ、きっと皆同じところへ向かっているのだろう。
「布津は浴衣着てこなかったの?」
「俺持ってねーし、面倒だしな。
それより皆今日は華やかだなー!いいねいいねー!」
「そーよ。アンタ今日はハーレムよー?
きっと周りの人達みんな羨ましがってるのよ」
「いやそれは褒めすぎだろ」
「なんだと?!」
「ぐえ!」
有馬が布津を締め上げる。
よく慣れない浴衣で派手に動けるものだ。
「俺ノド乾いたからコンビニ寄っていいー?」
「出店で何か買えば?」
「だって高いんだもん。
出店じゃ食い物買うつもりだから」
きっと布津のことだからビックリするような量を買うのだろう。