有明先生と瑞穂さん
有馬が瑞穂を推薦した理由は明確だった。
他の有明ファンは敵。
だったら唯一の味方である瑞穂を選んでおけば抜け駆けされることはないからだった。
瑞穂が有明を見ると、さすがの彼も少し驚いていた。
余計に顔が赤くなる。
「いやっ、私は・・・」
「それじゃあ有馬さんと瑞穂さん、お願いしますね」
瑞穂の言葉を遮り有明はニッコリと笑った。
(・・・先生わざと!)
有明は急ぎ足でその場を後にしてしまった。
ぞろぞろ帰るその他女子。
ヤッターと飛び跳ねる有馬。
ものすごく不満そうな深江。
そしてまだ腕をひっぱられ続けて涙目の瑞穂がそこに残った。
他の有明ファンは敵。
だったら唯一の味方である瑞穂を選んでおけば抜け駆けされることはないからだった。
瑞穂が有明を見ると、さすがの彼も少し驚いていた。
余計に顔が赤くなる。
「いやっ、私は・・・」
「それじゃあ有馬さんと瑞穂さん、お願いしますね」
瑞穂の言葉を遮り有明はニッコリと笑った。
(・・・先生わざと!)
有明は急ぎ足でその場を後にしてしまった。
ぞろぞろ帰るその他女子。
ヤッターと飛び跳ねる有馬。
ものすごく不満そうな深江。
そしてまだ腕をひっぱられ続けて涙目の瑞穂がそこに残った。