有明先生と瑞穂さん
冊子作りは毎日放課後行われることになった。
有明は担任と部活の顧問に許可をとったらしく、瑞穂が話した時にはすでに愛野先生は
「部活の方はしばらくいいからお手伝い頑張ってね」
と眩しい笑顔で応援してくれた。
瑞穂は愛想笑いをしてがっくりと肩を落とした。
放課後資料室に向かうと印刷された資料だけが山積みになっていた。
まだ有明も有馬も来ていない。
というか有馬は念入りに化粧をしていた。
椅子に座ってうーんと伸びをする。
資料は目の前にあっても指示なしでは動けない。
「暇だ・・・」
ふと真っ白なホワイトボードが目に入る。
無性にらくがきしたい衝動に駆られペンを握ってぐりぐりと今食べたいものの絵を描いた。
(おなかすいたなぁ~)
そこにはいびつな三色団子が描かれた。
ヘタクソながら満足してニヤニヤしていると「ブハっ!」という噴出す声が聞こえて慌ててドアの方に振り向いた。
有明は担任と部活の顧問に許可をとったらしく、瑞穂が話した時にはすでに愛野先生は
「部活の方はしばらくいいからお手伝い頑張ってね」
と眩しい笑顔で応援してくれた。
瑞穂は愛想笑いをしてがっくりと肩を落とした。
放課後資料室に向かうと印刷された資料だけが山積みになっていた。
まだ有明も有馬も来ていない。
というか有馬は念入りに化粧をしていた。
椅子に座ってうーんと伸びをする。
資料は目の前にあっても指示なしでは動けない。
「暇だ・・・」
ふと真っ白なホワイトボードが目に入る。
無性にらくがきしたい衝動に駆られペンを握ってぐりぐりと今食べたいものの絵を描いた。
(おなかすいたなぁ~)
そこにはいびつな三色団子が描かれた。
ヘタクソながら満足してニヤニヤしていると「ブハっ!」という噴出す声が聞こえて慌ててドアの方に振り向いた。