有明先生と瑞穂さん
有明が出てすぐに有馬は持っていた資料を放り投げ大きな欠伸と背伸びをした。


「んーーっ！疲れたぁー」

「早い！切り替え早いよ！」

「先生いなきゃやりたくなぁい。めんどくさい」

（今まで真面目にやってたのはブリッコかー！！）


瑞穂はバイト先ではどうなんだろうかと少し不安になった。


「つか先生いなきゃウチここにいる意味ないもーん」


資料の上に顔を伏せる。

それを見て瑞穂も手をとめ伸びをすると体がポキポキと音を立てた。


「先生、一週間っていってたね…どれだけあるんだろ」


瑞穂は一週間も何事もなく終わるとはとても思えなかった。


（なるべく早く終わらせたい）


そう思うと休む暇すら惜しくなりまたすぐに机に向かった。


有明は15分ほどして帰ってきた。
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