有明先生と瑞穂さん
大体一周したところでまた口之津が歌いだす。
そもそもカラオケが好きなのか、順番関係なくどんどん歌を入れているようだ。
口之津が歌いだしたのを確認すると有明はそっと部屋を出た。
(こういうノリって苦手なんだよな)
カラオケを出て外の風に当たると、生ぬるい風が頬に当たった。
きっと明日は雨だ・・・。
適当な場所に腰を下ろして携帯で時間を確認し、さてどのタイミングで帰ろうかと頭を捻っていると後ろの方で声がした。
「よかった、ここにいらしたんですね」
「小浜先生。どうされたんですか?」
「有明先生が出ていかれたから・・・もう帰られるのかと思って」
できることならそうしたい。
「いえ、帰りませんよ」
そう言って立ち上がる。
「・・・今日は変なこと言ってしまって、すみませんでした」
小浜が目線を下に落としながら恥ずかしそうにそう言った。
そもそもカラオケが好きなのか、順番関係なくどんどん歌を入れているようだ。
口之津が歌いだしたのを確認すると有明はそっと部屋を出た。
(こういうノリって苦手なんだよな)
カラオケを出て外の風に当たると、生ぬるい風が頬に当たった。
きっと明日は雨だ・・・。
適当な場所に腰を下ろして携帯で時間を確認し、さてどのタイミングで帰ろうかと頭を捻っていると後ろの方で声がした。
「よかった、ここにいらしたんですね」
「小浜先生。どうされたんですか?」
「有明先生が出ていかれたから・・・もう帰られるのかと思って」
できることならそうしたい。
「いえ、帰りませんよ」
そう言って立ち上がる。
「・・・今日は変なこと言ってしまって、すみませんでした」
小浜が目線を下に落としながら恥ずかしそうにそう言った。