有明先生と瑞穂さん
「まあ最低一種目出ればいいんでしょ?綱引きとか二人三脚とかそこらへんでー・・・」
有馬がそう言いながらポケットから取り出したグロスを塗っていると、ふいに後ろに影ができた。
「綱引きと二人三脚を舐めるなッ!!」
「あっ!!」
いつの間にか背後に立っていた口之津が有馬の鏡とグロスを取り上げる。
「何すんのよ!!」
「授業中までこんなんタラタラやりやがって!
もっと体育祭で勝ってやろうって気はねーのか!!」
「サムいっつーの!いいから返せ赤チビ!」
(うわぁあ・・・どうしよー!)
他の生徒の注目も集めて二人は火花を散らした。
体育教師が静止するが聞こえてはいないようだ。
「はいは~い!口之津せんせーっ」
二人を割って深江がのん気に挙手する。
「おお、結か。何だ」
「名前呼びとか馴れ馴れしい~。
まあそれはいいんだけど、結は運動神経が悪いので体育祭とかいつも燃えないんですけど~」
「お前そんなん、気持ちの持ちようでなあ・・・」
「深江!その適正を見るために今から100メートル測るから心配しなくていいぞ!!」
ここでようやく体育教師が話に入ってこれた。
有馬がそう言いながらポケットから取り出したグロスを塗っていると、ふいに後ろに影ができた。
「綱引きと二人三脚を舐めるなッ!!」
「あっ!!」
いつの間にか背後に立っていた口之津が有馬の鏡とグロスを取り上げる。
「何すんのよ!!」
「授業中までこんなんタラタラやりやがって!
もっと体育祭で勝ってやろうって気はねーのか!!」
「サムいっつーの!いいから返せ赤チビ!」
(うわぁあ・・・どうしよー!)
他の生徒の注目も集めて二人は火花を散らした。
体育教師が静止するが聞こえてはいないようだ。
「はいは~い!口之津せんせーっ」
二人を割って深江がのん気に挙手する。
「おお、結か。何だ」
「名前呼びとか馴れ馴れしい~。
まあそれはいいんだけど、結は運動神経が悪いので体育祭とかいつも燃えないんですけど~」
「お前そんなん、気持ちの持ちようでなあ・・・」
「深江!その適正を見るために今から100メートル測るから心配しなくていいぞ!!」
ここでようやく体育教師が話に入ってこれた。