有明先生と瑞穂さん
「小浜先生、足綺麗だね」
「どこ見てるの晴ちゃん」
上はTシャツ、下はハーフパンツを履いていつもより少しだけ露出の多い小浜に男子生徒は嬉しそうだ。
「足はともかくー、胸はあれ偽者だよ。パット!結にはわかるもん!
偽者の胸で男の気引くなんて卑怯!」
貧相な胸を持つ深江は恨めしそうに小浜を睨んだ。
瑞穂にはそれが同族嫌悪にしか見えなくて少しおかしい。
そんな話をしていると、小浜の持ったゴールテープを布津が一着で切りゴールした。
「おお~!布津君はやーい!」
「走ってたんだ・・・見てなかったね」
「あはは!かっこよかったって褒めてごまかそ」
笑って遠くの布津を眺めていると、思い出したように深江が言った。
「そういえばさ、布津君この間ナルシストみたいなこと言ってたんだよ」
「は?」
布津がナルシスト?
あまりにもキャラが結びつかなくて瑞穂は聞き返した。
「俺ってカッコイイ?だって。
即否定しちゃったんだけどさ。アハハ。
でも後で確認してみたらさ、晴ちゃんが言ったことが原因だったみたいね」
「え、私?!」
何か言っただろうかと記憶をたどるが特に思い浮かばない。
「どこ見てるの晴ちゃん」
上はTシャツ、下はハーフパンツを履いていつもより少しだけ露出の多い小浜に男子生徒は嬉しそうだ。
「足はともかくー、胸はあれ偽者だよ。パット!結にはわかるもん!
偽者の胸で男の気引くなんて卑怯!」
貧相な胸を持つ深江は恨めしそうに小浜を睨んだ。
瑞穂にはそれが同族嫌悪にしか見えなくて少しおかしい。
そんな話をしていると、小浜の持ったゴールテープを布津が一着で切りゴールした。
「おお~!布津君はやーい!」
「走ってたんだ・・・見てなかったね」
「あはは!かっこよかったって褒めてごまかそ」
笑って遠くの布津を眺めていると、思い出したように深江が言った。
「そういえばさ、布津君この間ナルシストみたいなこと言ってたんだよ」
「は?」
布津がナルシスト?
あまりにもキャラが結びつかなくて瑞穂は聞き返した。
「俺ってカッコイイ?だって。
即否定しちゃったんだけどさ。アハハ。
でも後で確認してみたらさ、晴ちゃんが言ったことが原因だったみたいね」
「え、私?!」
何か言っただろうかと記憶をたどるが特に思い浮かばない。