有明先生と瑞穂さん
「日差し強~い!焼けちゃう!」
文句を言いながら種目を終えた有馬が戻ってきた。
「聞いて聞いて~有馬さん、晴ちゃんったらね、布津君のことかっこよく見えるんだって」
「何それ、日陰にいてもう日射病?」
「わー!やめてやめて!」
布津に聞かれたら間違いなく勘違いされる。
有馬はあまり興味なさそうな返事をして丹念に化粧直しを始めた。
「大介ぇ!!」
「え、俺?!・・・仲良しさんかよ」
自分のクラスのテントに戻ろうとした布津が口之津から声をかけられる。
「お前、いい男だな!その頑張りっぷり、俺は好きだぜ!」
「うわあ~~、別に好かれたくねえ~~」
いつも以上にテンションの高い口之津に、布津でもついていけないようだ。
楽しそうな口之津のうしろでは小浜や有明がせっせと次の種目の準備をしている。
(この人働かなくていいの?)
こんな調子ではあったが体育祭は大きな問題もなく午前中を終えた。
「お弁当どこで食べる~?せっかくだし外で食べない?!」
深江の言葉に瑞穂と有馬が賛成する。
3人はあまり人気の無い体育館裏の木陰を見つけて弁当を広げた。
この時間が一番楽しいのかもしれない。
文句を言いながら種目を終えた有馬が戻ってきた。
「聞いて聞いて~有馬さん、晴ちゃんったらね、布津君のことかっこよく見えるんだって」
「何それ、日陰にいてもう日射病?」
「わー!やめてやめて!」
布津に聞かれたら間違いなく勘違いされる。
有馬はあまり興味なさそうな返事をして丹念に化粧直しを始めた。
「大介ぇ!!」
「え、俺?!・・・仲良しさんかよ」
自分のクラスのテントに戻ろうとした布津が口之津から声をかけられる。
「お前、いい男だな!その頑張りっぷり、俺は好きだぜ!」
「うわあ~~、別に好かれたくねえ~~」
いつも以上にテンションの高い口之津に、布津でもついていけないようだ。
楽しそうな口之津のうしろでは小浜や有明がせっせと次の種目の準備をしている。
(この人働かなくていいの?)
こんな調子ではあったが体育祭は大きな問題もなく午前中を終えた。
「お弁当どこで食べる~?せっかくだし外で食べない?!」
深江の言葉に瑞穂と有馬が賛成する。
3人はあまり人気の無い体育館裏の木陰を見つけて弁当を広げた。
この時間が一番楽しいのかもしれない。