有明先生と瑞穂さん
「よかったーー!!お咎め無しだよーー!!」
校長室を出た深江がへなへなと腰をぬかしながら喜ぶ。
「馬鹿ねー。たったあれだけの騒動でよっぽどの罰があるわけないじゃない。
あって反省文くらいでしょ」
有馬はフフンと得意げに胸を張った。
「そうですね、じゃあ有馬さん、読書感想文提出してないことですし替わりに反省文でも書きますか」
「うげっ・・・!
あ、有明先生、それはちょっとっ・・・!!」
二人のやりとりにアハハと笑う。
そんな皆の後ろで口之津はまだ戸惑った顔をしていた。
「・・・ウチのせいでアンタだけが怒られたんじゃ、ウチが目覚めが悪いだけよ」
「え・・・・・・」
有馬はそれだけ言うとまた有明の元に駆け寄って腕を組み
「有明先生仕事何時までですかァ~~?!」
といつものような調子に戻る。
それを見て深江がこっそり笑った。
「有馬さんってツンデレ~」
「え?ツン?」
「今の顔でツンデレやられるとヤバいなー!」
流行語だろうか。
瑞穂には深江と布津の言葉の意味がわからない。
「口之津先生、かわいそーって思ってたんだけど、そうでもないみたいねー」
「どういうこと?」
深江は有馬に聞こえていないことを確認すると瑞穂と布津にだけこっそり耳打ちした。
校長室を出た深江がへなへなと腰をぬかしながら喜ぶ。
「馬鹿ねー。たったあれだけの騒動でよっぽどの罰があるわけないじゃない。
あって反省文くらいでしょ」
有馬はフフンと得意げに胸を張った。
「そうですね、じゃあ有馬さん、読書感想文提出してないことですし替わりに反省文でも書きますか」
「うげっ・・・!
あ、有明先生、それはちょっとっ・・・!!」
二人のやりとりにアハハと笑う。
そんな皆の後ろで口之津はまだ戸惑った顔をしていた。
「・・・ウチのせいでアンタだけが怒られたんじゃ、ウチが目覚めが悪いだけよ」
「え・・・・・・」
有馬はそれだけ言うとまた有明の元に駆け寄って腕を組み
「有明先生仕事何時までですかァ~~?!」
といつものような調子に戻る。
それを見て深江がこっそり笑った。
「有馬さんってツンデレ~」
「え?ツン?」
「今の顔でツンデレやられるとヤバいなー!」
流行語だろうか。
瑞穂には深江と布津の言葉の意味がわからない。
「口之津先生、かわいそーって思ってたんだけど、そうでもないみたいねー」
「どういうこと?」
深江は有馬に聞こえていないことを確認すると瑞穂と布津にだけこっそり耳打ちした。