有明先生と瑞穂さん
好き
好き
先生が好き。
言葉を伝えるたびに流れた涙はもう戻ることのできない今までに。
今はただ夢中で伝えた。
「好き、です。
好き・・・好きっ・・・
私が一番好きなのは有明先生なんです。
だから、す・・・・・・っ・・・」
「もう、無理」
「!」
先生が低く呟いた言葉に怒っているのかと不安になったのもつかの間、『シャッ』と音をたてて勢いよく先生の後ろのカーテンが引かれた。
「せん・・・っ」
「言ったでしょ、もう我慢の限界だって」
「・・・!!」
一瞬で薄暗くなり、ただ驚いていると思いっきり手を引かれ
先生に抱きしめられる。
「えっ、えっ、うわっ」
すでに熱を持っていたはずの顔が更に熱くなる。
ぎゅうっと手に力を入れられ体は更に密着し、どちらともつかない心臓の音。
顔を首元にうめるから、触れる髪と息がくすぐったい。
それが、
それが嬉しくて
自らもその背中に手をまわす。
本当に私が好きなのはこの人なんだと思い知らされた。
好き
先生が好き。
言葉を伝えるたびに流れた涙はもう戻ることのできない今までに。
今はただ夢中で伝えた。
「好き、です。
好き・・・好きっ・・・
私が一番好きなのは有明先生なんです。
だから、す・・・・・・っ・・・」
「もう、無理」
「!」
先生が低く呟いた言葉に怒っているのかと不安になったのもつかの間、『シャッ』と音をたてて勢いよく先生の後ろのカーテンが引かれた。
「せん・・・っ」
「言ったでしょ、もう我慢の限界だって」
「・・・!!」
一瞬で薄暗くなり、ただ驚いていると思いっきり手を引かれ
先生に抱きしめられる。
「えっ、えっ、うわっ」
すでに熱を持っていたはずの顔が更に熱くなる。
ぎゅうっと手に力を入れられ体は更に密着し、どちらともつかない心臓の音。
顔を首元にうめるから、触れる髪と息がくすぐったい。
それが、
それが嬉しくて
自らもその背中に手をまわす。
本当に私が好きなのはこの人なんだと思い知らされた。