有明先生と瑞穂さん
「あちゃ・・・何にもない」


冷蔵庫を開けると酒とウーロン茶しか入っていなかった。


「なんだビールあるじゃん」

「彼女は何飲むんだよ」

「ビール!」

「未成年」


ベシっと顔を叩く。


「ケチケチすんなよぉー!」

「ケチとは違うだろ。教師が生徒の飲酒許せるか」

「ハイハイ有明先生~」


「はぁ・・・俺風呂入ってくる」

「あ!俺も俺も!」

「だからお前は毎日なんで俺んちで風呂入るんだよ・・・もう先入れよ」



先に加津佐が入り有明が上がったころに

ピンポーン

と普段あまり鳴らされない呼び鈴が鳴った。
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