有明先生と瑞穂さん
「いいよ、俺が取ろうか」
隣に有明が屈む。
「ハイ、すみません」
(あれ・・・?なんか・・・)
よくわからないが瑞穂は彼に違和感を覚えた。
「ほんとだ、これちょっと取りにくいね。
他の本ずらしてみましょうか」
「手伝います」
二人で他の辞書を押してみたりひいてみたりする。
と、唐突に有明は話題をふってきた。
「瑞穂さんって彼氏はいないの?」
「はぁ・・・・・・
え?!
いやまだそんなん早いですよ」
突拍子もない質問に瑞穂は動揺する。
そんな瑞穂の反応にハハハと笑いながら有明は答えた。
「おもしろいね。今時、高校生で付き合ってたって早くもないでしょう」
確かに瑞穂のまわりの同級生は彼氏がいたりする・・・。
「んー、でも私まだそういうの興味ないから・・・」
「そうですか。もったいないね。青春を謳歌しなきゃ」
「まあ、よく言われます。
でもそれなりに気になる人でも出ればまた変わるんじゃないですかね?」
「瑞穂さんはマイペースだね」
ふふふっと笑う。
この人なりのコミュニケーションだろうか。
でもやっぱり苦手だ・・・。
というかこういう話題も苦手だ。
隣に有明が屈む。
「ハイ、すみません」
(あれ・・・?なんか・・・)
よくわからないが瑞穂は彼に違和感を覚えた。
「ほんとだ、これちょっと取りにくいね。
他の本ずらしてみましょうか」
「手伝います」
二人で他の辞書を押してみたりひいてみたりする。
と、唐突に有明は話題をふってきた。
「瑞穂さんって彼氏はいないの?」
「はぁ・・・・・・
え?!
いやまだそんなん早いですよ」
突拍子もない質問に瑞穂は動揺する。
そんな瑞穂の反応にハハハと笑いながら有明は答えた。
「おもしろいね。今時、高校生で付き合ってたって早くもないでしょう」
確かに瑞穂のまわりの同級生は彼氏がいたりする・・・。
「んー、でも私まだそういうの興味ないから・・・」
「そうですか。もったいないね。青春を謳歌しなきゃ」
「まあ、よく言われます。
でもそれなりに気になる人でも出ればまた変わるんじゃないですかね?」
「瑞穂さんはマイペースだね」
ふふふっと笑う。
この人なりのコミュニケーションだろうか。
でもやっぱり苦手だ・・・。
というかこういう話題も苦手だ。