有明先生と瑞穂さん
『ふいをつかれたキス』と『同意の上でのキス』は何かが決定的に違う。
唇から直接伝わる先生の気持ちと優しさ。
息遣いも瑞穂を支える腕も感触を味わうような唇も全てが優しい。
瑞穂も何かを伝えたいのに、ひたすらそれに答えるだけで精一杯だ。
しばらくして名残惜しそうにゆっくりと唇が離れ、瑞穂はそっと目を開けた。
視線の先にはまだ間近で、先に目を開けて瑞穂を見ていた。
「わっ・・・!」
思わず手を広げて顔を隠す。
「どうしたの?」
「やっ・・・だって恥ずかしくて」
「あはは、どうして?」
自分は間違いなくすごく腑抜けた顔をしている。
それを見られたことが恥ずかしい。
ところが有明はお構いなしに顔の前に広げた瑞穂の手を掴んでその手のひらに口付けた。
「うひゃ!」
「あはは、瑞穂さんのそういう反応イタズラしたくなる」
「やっ、やめてくださいよ~!」
気付けば先生の頬も少しだけ紅潮している。
なんだか恥ずかしくて、すごく恥ずかしくて
顔を見られないように先生に抱きついた。
それをぎゅうっと受け入れてくれる。
心臓は壊れそうなのに、なんて居心地のいい場所だろう。
瑞穂はゆっくりと目をとじた。
唇から直接伝わる先生の気持ちと優しさ。
息遣いも瑞穂を支える腕も感触を味わうような唇も全てが優しい。
瑞穂も何かを伝えたいのに、ひたすらそれに答えるだけで精一杯だ。
しばらくして名残惜しそうにゆっくりと唇が離れ、瑞穂はそっと目を開けた。
視線の先にはまだ間近で、先に目を開けて瑞穂を見ていた。
「わっ・・・!」
思わず手を広げて顔を隠す。
「どうしたの?」
「やっ・・・だって恥ずかしくて」
「あはは、どうして?」
自分は間違いなくすごく腑抜けた顔をしている。
それを見られたことが恥ずかしい。
ところが有明はお構いなしに顔の前に広げた瑞穂の手を掴んでその手のひらに口付けた。
「うひゃ!」
「あはは、瑞穂さんのそういう反応イタズラしたくなる」
「やっ、やめてくださいよ~!」
気付けば先生の頬も少しだけ紅潮している。
なんだか恥ずかしくて、すごく恥ずかしくて
顔を見られないように先生に抱きついた。
それをぎゅうっと受け入れてくれる。
心臓は壊れそうなのに、なんて居心地のいい場所だろう。
瑞穂はゆっくりと目をとじた。