有明先生と瑞穂さん
「何が飛んでるって?ハエ?」
「何でもない!何でもないよー!」
さすがに布津の前で『彼氏』の話なんてできない。
「とにかく今の一番楽しい時期って周り見えなくなりがちだから自覚しなさいよ」
「うう・・・」
「?? 何の話?」
しかし有馬が言うことはよくわかる。
言われてみれば浮き足だってる。
これはヘタしたら有明先生のことまでバレかねない。
(もっと気を引き締めなきゃ!)
瑞穂は緩む頬を叩いて気合を入れた。
「なんだお前、彼氏でもできたのか?」
「・・・・・・・・ッ!」
なんだろう、まだ会話もしていないのにどうしてわかるんだろう。オーラ?
またしても掃除で通りかかった中庭で会った口之津にそう言われる。
「・・・どうしてそういう事わかっちゃうんですかね」
「なんだ図星か?いや、なんとなくだけどな」
「その『なんとなく』の部分が気になります」
口之津はのん気に白い煙をブハァと吐いた。
「だからここ禁煙ですってば!」
「何でもない!何でもないよー!」
さすがに布津の前で『彼氏』の話なんてできない。
「とにかく今の一番楽しい時期って周り見えなくなりがちだから自覚しなさいよ」
「うう・・・」
「?? 何の話?」
しかし有馬が言うことはよくわかる。
言われてみれば浮き足だってる。
これはヘタしたら有明先生のことまでバレかねない。
(もっと気を引き締めなきゃ!)
瑞穂は緩む頬を叩いて気合を入れた。
「なんだお前、彼氏でもできたのか?」
「・・・・・・・・ッ!」
なんだろう、まだ会話もしていないのにどうしてわかるんだろう。オーラ?
またしても掃除で通りかかった中庭で会った口之津にそう言われる。
「・・・どうしてそういう事わかっちゃうんですかね」
「なんだ図星か?いや、なんとなくだけどな」
「その『なんとなく』の部分が気になります」
口之津はのん気に白い煙をブハァと吐いた。
「だからここ禁煙ですってば!」