有明先生と瑞穂さん
(ああ・・・先生がはじめに見せた表情の理由がわかった気がする・・・)

「晴ちゃんその冷たい眼差しソソるぅ~♪」


「あんまり調子乗るとお前もウーロン茶な」

「え!!やだ!すみませんでした!」

有明は一人で『カシュッ』と音を立ててビールを開けた。

気づくと瑞穂の目の前にはもう冷たいウーロン茶が出されていた。


「乾杯、瑞穂さん」

有明が隣でにっこり微笑む。


「は、はい、カンパイ」


はにかみながら瑞穂もグラスを持ち上げた。



「まってまって俺も入れてよーー!!」


加津佐が慌てて冷蔵庫に駆け出した。
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