剣舞
「先に、聞こう。」
促す言葉の貫禄というのだろうか?威厳に、将来、この王子は、よき国王になるのだろうと、感じた。
「剣舞が・・・」
なんと話出すか迷いながらも、オリビアは、ポツリと言葉を漏らした。
「禁舞となる由来は、香と乱心が業となって、舞手を変え踊り続け、最後の一人になるまで、切り合う要素からきているの。」
「踊り続け・・・か。
私から、いわせれば、単なる決闘でしかないな。」
「ええ。最もな見方だわ。だから、お願いしたいの。約束して欲しい。あなたが私を切り、・・・私が貴方を切れば、舞はそれまでにして欲しい。決して、他の舞師には・・・。
命の保証が欲しいの。」
言ったオリビアに、彼は愛おしげな瞳を向ける。
「ああ。わかった。
明日、書簡にして、皆の前で手渡そう。」
彼は、オリビアに告げ、その頬を指でなぞり、そのまま腕をのばして彼女を抱きしめた。
「おまえを、危めたくなどない。だから、私は・・・相手を引き受けた。ほんとうは、かすり傷一つ、つけたくなどないが・・・。」
彼は、少し、腕を緩める。
促す言葉の貫禄というのだろうか?威厳に、将来、この王子は、よき国王になるのだろうと、感じた。
「剣舞が・・・」
なんと話出すか迷いながらも、オリビアは、ポツリと言葉を漏らした。
「禁舞となる由来は、香と乱心が業となって、舞手を変え踊り続け、最後の一人になるまで、切り合う要素からきているの。」
「踊り続け・・・か。
私から、いわせれば、単なる決闘でしかないな。」
「ええ。最もな見方だわ。だから、お願いしたいの。約束して欲しい。あなたが私を切り、・・・私が貴方を切れば、舞はそれまでにして欲しい。決して、他の舞師には・・・。
命の保証が欲しいの。」
言ったオリビアに、彼は愛おしげな瞳を向ける。
「ああ。わかった。
明日、書簡にして、皆の前で手渡そう。」
彼は、オリビアに告げ、その頬を指でなぞり、そのまま腕をのばして彼女を抱きしめた。
「おまえを、危めたくなどない。だから、私は・・・相手を引き受けた。ほんとうは、かすり傷一つ、つけたくなどないが・・・。」
彼は、少し、腕を緩める。