6 L O V E .
まっ気晴らしには、なるか。
でも、しばらくは愛だの恋だの休戦しようかと思ってたんだけど…
先輩のお誘いを無下にすると後が怖いし。
「じゃあ、人数合わせ程度に参加します」
「なんだそれ。とりあえず、俺の狙ってる子には手だすなよー」
ケタケタと笑う聡さん。
なんだ狙う子決まってんのか…
「あ、俺のも手出すなよ」
そう言ったのは、恭平さん。
なんだ。ほぼ売約済みなわけ。
「じゃあ、土曜日頼んだ」
「シン!付き合うないなら、俺に回せよ!」
「…できたら、スレンダー系のお姉様」
「は?あほか」
むしろ、代わりにいけよって話。
あの人を忘れさせてくれる一言がいたら、なんてな。