6 L O V E .
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「んで、なに、結局うまくいったわけだ」
あれから月曜日を向かえ、教室の片隅に
みく、桜、リカ、あたしの4人で集まっていた。
「いやーまあ。迷惑おかけしました」
そう言ってるのはようやく長谷川光輝とうまくいった、みく。
「聡とやりあうなんて、光輝くんすごいっ」
「さすが、中身までイケメンか」
女子たちのため息は絶えないことだろう。
桜やリカが合コンの後どうした、ああしたと盛り上がっている中、あたしはボーっと窓から外を見ていた。
「ちょっと翠!?」
「え?」
「翠ちゃん具合悪いの?」
「へ・・・具合?全然!」
3人がマジマジとあたしを見つめてくる。
な、な、なに!?