6 L O V E .


 今は誰とも話したくない。
 しばらくここで頭を冷やそうと思っていたから。


 それともう一つ。
 女の子なら分かるでしょ・・・
 このシチュエーションってさ・・・・

 いやあたし妄想しすぎでしょ。
 ノブが、あたしに・・・・告白なんて、ないよね。



 「ああ。お前さ、遊ぶのやめろ」


 5限が始まるチャイムが鳴る。
 それと同時に響いた、ノブの声。


 「は?・・・ノブに関係ないじゃん」


 「・・・ある」


 「え?」


 そこにいたノブは真剣な顔をしている。




 「何が言いたいわけ?」



 




 「別に。ただ、



 恭平に頼まれたから」



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