6 L O V E .
「長谷川とはどうなの?」
お昼休み、寧々がそんなことをた尋ねてきた。
「別にー普通だよ」
「でもいい感じじゃん!みんなお似合いだって言ってるよ?」
たしかに、クラスでもよく話すようになって「付き合えばいいのに」とか「美男美女カップル」なんて言われるけど・・・
光輝って隙がないんだよね。
「なんかなあーいいきっかけがあればなー」
「秋歌ちゃん!寧々!」
こっちに走り寄ってきたのは、隣のクラスの雅だ。
純粋でおとなしい・・・本当の私とは真逆な存在。
「どうしたの?」
「あのさ・・・合コン行かない?」
「雅が合コン!?」
寧々が驚くのも当然だ。雅は男子苦手だし、そもそも恋愛とか興味ないと思ってた。