6 L O V E .
4
違和感は登校して、下駄箱まで来たときからあった。
みんなが私を見てくる。
それはいつものことなのだが・・・。
明らかにその視線は「嫌悪」から来るものだった。
教室に入った瞬間飛び込んできたのは、
クラスメイトの冷たい視線と
黒板に書かれた
"白石秋歌は、来るもの拒まず誰とでも寝る魔性の女"
"羊の皮をかぶった化物"
"汚らわしい女"
醜い言葉の数々。
スーッと青ざめるのが自分でもわかった。
そういえば、昨日の三人組の男たち妹がうちの学校にいるとか言ってたっけ。