6 L O V E .



「俺さ、お前にチビで子どもっぽいって言われてさ。めっちゃ牛乳飲んで、見た目は大人っぽくなったけど、やっぱ中身はガキのまんまみたい」



「ごめんね・・・私、自分を守るために須賀君を傷つけた。本当は、そんなことどうだってよかった。身長とか性格とか全部含めて、須賀君が好きだったから」



「もう俺の前では、無理すんなよ?」


「うん。それに…学校でも少しずつ本当の自分出してこうと思うし」


「まじかよ、ちょっと残念。俺だけの、秋歌だったのに」



急に名前で呼ばれて、ドキッとした。

もう純粋とは言えないくらい多くの人と付き合ったし、キス以上のことも経験してきた。



それでも須賀君の一言一言や行動は、私をドキドキさせる。



これが本当の恋なんだね。




「これからも、私は須賀君のものだよ」



引き寄せられ、キスの雨が降ってきた。

昔からちょっと強引なところは変わらないよね。



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