6 L O V E .
次の日、普通に学校に行ったら、
真っ先に寧々が来てくれて、
光輝も「おはよう」って言ってくれて、
昼休みには川島さんに「学校来たんだ?」なんて言われて、
クラスのみんなとはまだぎこちないけど、
放課後はまたあのカフェで須賀君と勉強して、
これ以上にないくらい今の私は幸せだと思う。
前の醜い私じゃなくて、新しい私に生まれ変われた気分。
猫がぶった姿も素の自分もどれも、私なんだって認めることができたの。
それもこれも須賀君に出会えたおかげ。
須賀君がいなかったら今の私はいない。