[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
「夏愛…」


「私は夏愛。香織さんじゃないから」



私が意地悪そうに言うと龍司はシュン…となって


「ごめん…」


と言った。


か…可愛いー!!!



「でももういいんだ!香織さんより私を選んでくれた。それだけで十分だから。」


私は微笑んだ。


「俺二度と離さねぇ。俺には夏愛だけだから…」



私たちは見つめ合って1年振りにキスをした。



1年振りのキスは




甘くて…


幸せで…


懐かしかった。


長い長いキスを1つ…
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