[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
ドキドキドキドキ…


私の心臓の音わ
朝から鳴りっぱなし。


「そんな緊張すんな。夏愛は夏愛らしくしてろ。」


龍司が笑い掛けてくれた。



「うん…」


それでも緊張はほぐれない。



「鉄さん、夏龍は大丈夫?」


「あ、はい。まだぐっすりでして…」



今夏龍は鉄さんの腕の中に居る。


スヤスヤと気持ちよさそうに眠っている。



「じゃあよろしくね。」


「はい!」
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