ボヤケる視界のさき

小さな子2人がサッカーボールを蹴って遊んでいる。


まだ保育園くらいの子だろう。


男の子「お~い!!たっちゃん、こっちこっち~。」



たっちゃんと呼ばれた子は、それに応えるかのようにボールをパスする。



男の子「ナイスパス!たっちゃん。」



2人の男の子の間で笑い声が響き合っていた!




――――



俺は目を覚ます!


達也「なんだったんだ!?いまの…。」



さっき見た夢をハッキリと覚えている!

自分でも不思議なくらいに!



何故か男の子2人のことが引っかかる。
けど考えようとすると激痛が頭を走る!!



先生「あっ!!北川くん、調子どう?」



先生がベッドの横にあるイスに座って慌てて話しかけてきた。


どうやら俺が起きるのを待っていたようだ!!

なんか心配かけてちょっと悪い気がした。



達也「よく眠れたのでよくなりました。」


俺の言った言葉に嘘はなかった。
だいぶ眠れて今は落ち着いている。


さっきまでの症状は何だったんだろう?
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