ボヤケる視界のさき
達也「まぁ…いろいろと。」
俺は知宏に心配かけないように、はぐらかした。
はぐらかした結果、知宏は誤解し始めた!
知宏「へ~!入学早々にサボリですか!」
どうせ知宏は遅刻してきたんだろう。
そんな知宏に言われたくないね!
てか、サボリでもない。
でも、今から誤解を解くのは面倒だから話題をかえる。
達也「用はそれだけ?なら切るよ?」
知宏「はーい!じゃあね。」
『プーップーッ』
一方的に切られた!
俺は携帯を閉じ、ベッドに寝ころんだ。
けど、なにもすることもなく暇だ!
俺はいつの間にかボールとスパイクを持ち近くの公園に来ていた!
せっかく来たから少しボールを蹴っていくことにした。
ボールを蹴っているときは、とても楽しい。
楽しいからキツくても堪えられる。
ふと頭の中で晃大が言った言葉が再生される!
『楽しいから上手くなる、それとも上手くなるから楽しい、自分はどっち?』