ボヤケる視界のさき

達也「あ…あの、雨音 鳴さん…だよね?」



すると、背中を見せていた君は俺の方に振り向いた。

君の長い栗色の髪が一気に靡く。
そして俺の目をしっかりと見てくる!
俺は恥ずかしくてすぐに視線を君から離す。



鳴「たっちゃん…。」


悲しそうに俺に言ってきた!
俺はたっちゃんなんて呼ばれたことなくて、思わず「ぇっ!?」と言ってしまった。



そして、君は悲しい表情はどこかにいき明るく接してくるのだ!



鳴「あっ…、そうだ!!鳴のこと鳴って呼んでね。」

達也「あ…、うん。じゃあ俺のことも名前で呼んでね。」

鳴「うん、分かった!!」



会話が終わると自分の席に戻り、3人で弁当を食べた。


でも俺は気づいてしまったんだよ!?
鳴は明るく笑って接してきたけど、目がちゃんと笑えてなかったよね!?

俺は鳴と話すの初めてだけど、何故か分かるんだ!
前から知ってたみたいに。



達也「はぁ…。」


また俺は大きなため息を吐いた。
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