ボヤケる視界のさき

智「…や!おい、大丈夫か!?」


目が覚めて、机に伏せていた顔を持ちあげようとするが激痛が頭を走る!!


またか…!!
毎回あの夢を見た後は頭痛がする!



俺を心配そうに見る智の姿が視界の中にはいる。


達也「あぁ…大丈夫。心配ない。」



俺は痛む頭を押さえながら返事をした。




智「あんまり無理すんなよ。」


智は一息落ち着かせてそう言った。



携帯の画面を見るとまだ昼休みのようだ。


俺はとりあえず落ち着かせるためにトイレに行った。

そして、教室に戻った時にチャイムが鳴り5限目が始まった。



授業中の間、反対側の席にいる鳴に目がいくと鳴は俺の視線に気づく!!

俺は慌てて目をそらすが、また見てしまう。
今度は授業に集中してノートをとっていた。



そんな鳴がとても可愛く見えた。
多分、鳴はこの学年でトップクラスの可愛さを持っている。


だから俺のライバルは多いだろう。
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