ボヤケる視界のさき

そこでやっと自分がやった過ちを認識した!


自分のやったこと…大好きな人を…大好きなたっちゃんをこんな目に遭わせてしまった…!!



頭の中が真っ白になり、ピクリと動かないたっちゃんを揺さぶり呼びかけ続けた。


でも…たっちゃんは答えてくれなかった…。

まだ雪がちらほらと降っていた…。

たっちゃんは病院に運ばれ、意識不明と知らされる…。


小さな鳴には難しい言葉を知らされても分からなかった。

でも何度呼びかけても反応がない!!


反応のないたっちゃんを見ると自然と涙が溢れてきた…!!

もうたっちゃんと話せないと考えると益々と…。


でもそんなのはいやだ…!!


だから目を覚まして…お願い…。

何度もあなたの名前を呼びかけ続けるから…。



どんどん視界が涙でぼやけ始める…。


そして泣き疲れて眠りにはいった。
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