Star...
友達の友達。
私たちが初めて出会った日は
空が綺麗だったよね。
――…
『愛奈あとどれくらいで駅に着く?』
「んー…あと10分位だよ!!」
『そっかぁ…じゃあ駅に着いたらまた連絡してぇ♪』
「あいよー」
私の名前は西川愛奈。
゙あいな゙てよく間違われるけど
゙愛奈゚てかいて゚まな゚て読むの。
――~♪
「はい!もしもーし」
『愛奈?もう着いた?』
「うん!!着いたよん」
『優奈めっちゃプリ詐欺だし…会っても気づかんかも…』
「大丈夫!!気合いで見つける!!」
『本当に~?』
「うん…!!優奈だと思う人に声かけるから」
『あ、男二人連れておるからぁ』
「あ…優奈見つけたたかも!!」
『まじで?愛奈どこ?』
「待ってて!!今走ってくから!!」
『はーい』
私は優奈と思われる人のもとへ走った
私と優奈はプロフで友達になって
この日初めて会うの。
「…ゆ…優奈…?」
「ま…愛奈…?!」
「やっぱ優奈だ!!良かった~。間違ってなくて」
「あははっ」
ちょっと安心して前を見ると
不機嫌そうに階段に座る
男の人がいた。
―…それが純との出会い。
私は彼と目が合い反射的に
目を逸らした。
髪の毛は色落ちした感じの茶髪。
耳には拡張したピアス。
下はスウェットに上はパーカーを着ている。
ちょっと怖かった。
見た目からして不良だった。
だけどね、不思議な気持ちだった。
一目惚れしたんだよ。