オレの忠誠心
~秘密のフィアンセ☆晴彦番外編~
「おい!晴彦やめろよ!今日は人数が少ないから、分が悪い」
仲間の一人が止めに入ったけど、オレは聞かなかった。
「最初にふっかけたのは、あっちだろ?」
息が切れ切れになりながらも、まだ殴る手を止められない。
「晴彦~!てめぇふざけんなよ!」
他にも何人かが、束になってかかってきた時だった。
「オレらにはな、佑斗さんがバックについてるんだよ!」
仲間の一人が、大声で叫んだ。