S的?彼氏の思うコト ~平畠 慎太郎side story~
story6 ~休日~
あの後、すみれさんに色々聞かれるかと思ったが、浮かない顔の俺に気をつかってか、そっとしておいてくれた。
皆はあの後2次会に行ったらしいが、そんな気分ではなかった俺は、直ぐに家路へと着いた。

その夜は、全く眠れなかった。
良く考えたら俺は、柊や、斉藤の様な女に軽率な行動を取っているではないか。

お酒の勢い?すみれさんの言葉のせい?

どちらにしても、自分以外のせいにするのは俺の気持ちに反した。

考えてもやはり答えは見付からなかったが、仕事は別。
安浦と同じシフトだろうがそうじゃなかろうが、努めていつもと変わらない行動を心掛けた。

あの日の事を何も言って来ない安浦の考えも、自分がこれからどうしたいかも見えなくなっていた。

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