わたし、カレシ詮索中です。
気付けば私は泣いていた。
ルキがぎょっとした顔で私の方へ駆け寄ってくる。
「え、ル、ルカ!?」
「ルキのバカぁ」
そんな風に抱きしめるぐらいなら、さっさと捨てちゃってよ。
じゃないと、ルキなしじゃ生きられなくなる。
「何があったんだよ」
「浮気してるんでしょ、来ないでよ!」
3秒ぐらい時間が止まって。
ルキも私も何もしゃべらなくって。
ようやく、
「…はぁぁ!!?」
ルキが、目を見開いて叫んだ。
何のことかわからない、って顔で。