手紙
これ以上言い逃れはできない。
そう考えた睦月は、大人しく部屋に戻ろうとするが、お母さんの説教はまだ終わらない。
「夏休み終わったら受験モードに入るかと思ったらまだ遊び呆けて・・・少しは自覚持ったらどうなの?お姉ちゃんと同じ高校に行くんでしょ?」
「わかってるよ・・・・」
最近こればっかりだ。
お母さんが口を開けば「勉強しろ、勉強しろ」。
睦月だってわかってる。
ちゃんとしなきゃって。
でも、気になるんだ。
海が。
沖田が・・・・