手紙





すると斎藤は、何か考え込むように数秒の沈黙を作り、それから口をゆっくりと開いた。





「惚れたのか・・・・・」






「ほ・・・・・!?」







まさかの言葉に勢いよく振り向く。





そんな沖田は、えらく驚いた顔をしていた。







「何だ、気づいていなかったのか?」







「気づくも何も俺はっ!!」






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