手紙





ぎこちなく頷きだんごを受け取ると、桜は一口食べた沖田にこう言った。






「どうかしたんですか?何か思い悩んでいるように見えますが」






「はは・・顔に出やすいのかなぁ俺」






「やはり何かあったんですか?」






心配そうに眉を下げる桜。






「いや、大したことないんだけどね」






「それでも」と桜はしつこく問う。






「じゃあ、文通とかしたことある?」






「文通、ですか・・・遠くの友人と少し」






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