手紙
頭に?マークを浮かべたままそう答える。
「もしかして沖田さん誰かと文通しているんですか?」
「一応・・・」
「返事に困っているのですね?」
「まぁ、そんなとこかな」
すると桜はにっこりと口角を上げ、
「迷うことはありません。沖田さんが伝えたいことをそのまま書けばいいのです」
「伝えたいこと・・・」
「今私と話しているように、何も考えずに言いたいことを言えばいいんです。手紙はそれがただ文字になっているだけなんですよ」