手紙




「やっと、終わったんだ・・・」





脱力する睦月に、お母さんに報告し終えた美咲が優しく言った。





「帰ろっか」





ゆっくりと歩く美咲に、睦月も同じ歩幅でついて行く。






「ホントに受かっちゃったんだよねー・・・」






「何?まだ実感ない?」






「だってー・・・」





「あんだけ頑張ってたもん。受かって当然だよ」






「そっかー・・・・」








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