手紙





そんなダラダラした会話の中、突然睦月の耳に、波の音が聞こえてきた。






もちろんその音は美咲の耳にも届いていた。






瞬間、睦月は何かを思い出したように大声を上げた。







「あーーーーーーーーーーー」






「どうしたの!?」






慌てて振り向く美咲だが、睦月は言葉にできない状態だった。






「ちょっ美咲ちゃん!先にお家帰ってて!!!」




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