手紙

___15






みんなずっと友達だからって、やっぱり知っている人がいないと心細いものだ。





睦月は、教室の隅でポツンと席に座っていた。





「暇だなー」





運よく席は1番窓側の後ろから2番目。





そしてこれまた運よく、窓の外からは海が見えた。






毎日行っている海だが、あれから沖田からの返事はない。






やはりもう来ないのだろうか。






最近はそろそろ不安になってきた。






でも、返すのが何ヶ月も遅れてしまった自分が悪いのだ。






返事が返ってこなくても、仕方がない。







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