手紙






体は硬直するが、かろうじて手を伸ばすことができた。






そのまま睦月に近づき、名前を呼ぶ。






「睦月・・・・・」






そして触れようとした時だった。






一瞬で視界が変わった。







目の前には、見慣れた天井。






沖田は屯所内の自室で仰向けになっていた。







「夢・・・・・・」







< 181 / 432 >

この作品をシェア

pagetop