手紙
第八章
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「修学旅行!?」
「何で驚いてんの?」
高校2年生。
その中での1番の大イベント、修学旅行が近づいてきた。
何故か驚く睦月に、同じクラスで1番仲良いとされている安藤妃菜がしけた目で睦月を見た。
どうやら睦月の友達は、そんな性格の人が多いようだ。
「いや、もうそんな時期なんだっけって思って」
「ま、確かに高校入って1年半くらい?早かったもんね」