手紙





「別に歴史がすきってわけじゃないけど・・・沖田さんが・・・」







“沖田さんが好き”





そう言おうとしたが、考えた。





自分は本当に沖田のことが好きなのろうか。






顔も知らない、声も知らない。





だけど2年ほど続いた手紙。






1度もやめたいなんて思ったことはない。





返事が来るのが待ち遠しくて、そのために早く返事を返したくて。






1通1通を心から楽しんだ。






会いたいとさえ思うようになった。






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